以前、ここ(イザ!)で『日本を知らない米国人、米国に詳しい日本人』というブログを書かせてもらいました。
それは政治に関するものでしたが、今回のニュース「ジョンベネ事件」に関する日本での報道(および国内の反応)を見るかぎり、とにかく「アメリカのことなら日本人に聞け!」と揶揄するアメリカ人もいるくらい、日本人はよくアメリカのゴシップに精通している。
やや乱暴な喩えになるのかもしれないが、アメリカ人の多くが「秋田の連続児童殺害事件」のことを、そして「彩香ちゃん」や「豪憲くん」の名前を知っているとはとても思えない。
現実はその逆で、日本の総理大臣の名前すら知らないアメリカ人も多数いる。
それは「彼らの勉強不足!」と一笑できないところに、妙な言い方だが、アメリカの“偉大さ”を感じずにはいられない。
つまり、アメリカの“スゴさ”は世界を制するための「国家戦略」を常に時間をかけて緻密に計画し実行しているところにある。
戦争もその一つだが、それよりも映画や音楽やスポーツを通じて世界中の人々に「アメリカへの憧れ」を抱かせようとする試みは(ワタシの知るかぎり)ここまでことごとく成功し続けている。
それは他のどこよりも、日本において多大な成果をあげてきたことは言うまでもない。
戦争も、貿易も、文化も・・・、なにもかもアメリカにとって日本という国は“良いモデルケース”になっている。
仮にアメリカが「世界制覇」というサービスを販売する企業だとすれば、間違いなく、営業マンたちは「日本」という成功事例が記されたカタログをもってセールス活動を行なっているだろう。
イラク戦争の最中、国内の様子を報じた映像の中に「アメリカ映画」をビデオで鑑賞しているイラク人の姿を見ると、かつての日本も(おそらく)ああいうふうだったのだろうとつい想像してしまうのである。
と同時に、その頃ホワイトハウスでは「おい、見てみろよ、・・ふふっ」と高笑いしているのだろうと思うと、あまり気分のいいものではない。




by luft
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