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何でもご存知な日本人、世界一のアメリカ通

2006/08/19 09:10

 

 

以前、ここ(イザ!)で『日本を知らない米国人、米国に詳しい日本人』というブログを書かせてもらいました。

 

それは政治に関するものでしたが、今回のニュース「ジョンベネ事件」に関する日本での報道(および国内の反応)を見るかぎり、とにかくアメリカのことなら日本人に聞け!」と揶揄するアメリカ人もいるくらい、日本人はよくアメリカのゴシップに精通している。

 

やや乱暴な喩えになるのかもしれないが、アメリカ人の多くが秋田の連続児童殺害事件のことを、そして「彩香ちゃん」や「豪憲くん」の名前を知っているとはとても思えない。

 

現実はその逆で、日本の総理大臣の名前すら知らないアメリカも多数いる。

 

それは「彼らの勉強不足!」と一笑できないところに、妙な言い方だが、アメリカの“偉大さ”を感じずにはいられない。

 

つまり、アメリカの“スゴさ”世界を制するための「国家戦略」を常に時間をかけて緻密に計画し実行しているところにある。

 

戦争もその一つだが、それよりも映画や音楽やスポーツを通じて世界中の人々にアメリカへの憧れを抱かせようとする試みは(ワタシの知るかぎり)ここまでことごとく成功し続けている。

 

それは他のどこよりも、日本において多大な成果をあげてきたことは言うまでもない。

 

戦争も、貿易も、文化も・・・、なにもかもアメリカにとって日本という国は“良いモデルケース”になっている

 

仮にアメリカが「世界制覇」というサービスを販売する企業だとすれば、間違いなく、営業マンたちは「日本」という成功事例が記されたカタログをもってセールス活動を行なっているだろう。

 

イラク戦争の最中、国内の様子を報じた映像の中に「アメリカ映画」をビデオで鑑賞しているイラク人の姿を見ると、かつての日本も(おそらく)ああいうふうだったのだろうとつい想像してしまうのである。

 

と同時に、その頃ホワイトハウスでは「おい、見てみろよ、・・ふふっ」と高笑いしているのだろうと思うと、あまり気分のいいものではない。

 

 

参照> 日本を知らない米国人、米国に詳しい日本人

 

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いい加減な国、ニッポン!

2006/08/18 12:40

 

 

政治であれ、娯楽であれ、これまでも、これからも

 

“ユダヤ”に足を向けて寝られないアメリカだから、何も言わない、言えない。

 

とはいえ、それをいいことに

 

いつまでも創価学会公明党」と足をくっつけあって寝られる自民党って、スゴイ!

 

・・・それだけ?

 

そー、前提として言いたいことはそれだけ。

 

公明党が傍にいるかぎり、そして自民党公明党を利用し続けるかぎり、自民党を支持できない有権者は多い。

 

一方で、そんな自民党でもなんなく愛せてしまう有権者が多いことにもまた驚かされる。

 

①彼らは、古賀氏や加藤氏のことは批判するが、公明党については(あまり)触れようとしない。

 

 もちろん、古賀氏も加藤氏も公明党も批判するが「自民党は好き!」という人もいる。

 

公明党のことはよく思ってないが、連立を解消してまで政策を遂行しろとは言わない。

 

 そんな人は靖国参拝問題には熱心でも、政教分離については(なるべく)触れたがらない。

 

ということは、積極的な(というのは、“消極的な”という人もいるので)自民党支持者は、他党に対して「党利党略だ!」と批判すべきではない(いや、批判できない)と思うのですが・・。

 

そう言うと、

 

いろいろな考え方をもった人同士が、それでも議論を重ねることで民主主義を実現しようとする大人の政党、それが自民党

 

と、威張って開き直る(←これ、最悪)人もいて、そのような人を何がなんでも「好き!」と思える人が多勢いる、それも自民党

 

そんなこんなに振り回されてるうちに、面倒くさくなって「どこだっていいよ、関係ない!」と思える人たち、それが最大多数の無党派層!

 

いい加減な国よの~、ニッポンは!


参照> 原爆と自爆。米英はテロに勝てない!  T.ウッズを蔑視したゴルファー

 

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海難の危機管理は、森さんに聞け!

2006/08/17 08:20

 

 

平成13年2月10日、ハワイ・オアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が、アメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」に衝突され、沈没。

 

そのとき、ゴルフの最中だった森首相は一報を受けてもなおプレーを続行。

 

多くの国民は(メディアに誘導される“今と同じパターン”で)総理大臣として「あまりにも無責任!」と、もともと望んで迎えた首相でもなかったため、一気に森批判を増幅させたという記憶が蘇える。

 

ところが、夏休み中の(官邸にいるといわれる)小泉首相や(次期首相と目される)安倍官房長官については、今回の事件(事故?)への対応に、国民およびメディアはほぼ「無批判」「無連関」といっても過言ではない。

 

いまのところ政府の対応は、総裁選で安倍氏の対抗馬のひとりとされる麻生外務大臣に一任(といっては聞こえが良すぎる、丸投げか押しつけ)らしい。

 

いったい、何がそのような「差」を生んでしまうのか?

 

① 森は嫌いだったが、小泉や安倍は好き。

 

② 高校の実習船と原子力潜水艦という異質な組み合わせが、問題をいっそう大きく見せた。

 

③ 今回の相手が中国や韓国ではなく、ロシアだったことに戸惑っている。

 

④ 最果ての地で起きた事件(事故?)なため、まだピンときていない。

 

⑤ 「小泉(および現政権)は何を言っても・何をしても許される」としてきた国民は、ここでも責任を問わない(批判しない)ことで、彼のみならず自分たちの“共同責任”まで暗に免責しようとしているのではないか。

 

ほかにも考えられることはいくつかあるが、なかでも⑤については注目すべきで、歪んだ(パラサイト)ナショナリズムの一端がここでも垣間見れる。

 

それは同じく③についても言えることで、対米依存のうえに成り立つこの国の特異なナショナリズムは自分より弱いものに対しては傲慢で尊大にふるまおうとするが、強い相手に対しては極端に卑屈。

 

そういうアンビバレントな性向があることに「小泉後の日本」をかなり危惧する国民がいることも忘れないでいただきたい。

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「戦争はいけない」と言いつつ‥‥

2006/08/15 12:50

 

 

この『イザ!』もそのひとつだが、「読者・ユーザー参加型が流行る」インターネット時代にうまく符合するかのように、(異質ながら)国民参加型の政治風潮をつくりあげたのが小泉純一郎である。

 

それまで政治とは無縁だった“お茶の間”を筆頭に、まだ参政権もない小中高生までがこの5年間を小泉チームと一緒になって高笑いし、はらはらドキドキしたことだろう。

 

人が、それまで興味なかった事にのめりこんで行くときの特徴は、前後左右をよく見て・聞いて・考えることなしにただ「一途」になることである。

 

そういう意味で、この5年間は政治に(というより、1人のアイドル政治家に)初めて興味をもった人々が中心となり、彼らのリーダーを狂信的に支持し続けた。

 

その姿は、まるで教祖さまを崇め必死に支えようとする新興宗教の信者たちとどこか類似する。

 

なのに、なぜか創価学会公明党」が(いつまでも)そばにぴったり寄り添っている。

 

そんなアンビバレントな構図が可笑しいにもかかわらず、それは「些事にすぎない!」と平気で目をつぶっていられるのが、信者なのか。

 

小泉派のお茶の間は彼に盲目的に「一途」であろうとしたのかもしれないが、一方で自分をバカだと思いたくない、思わずにいられる「錯覚装置」が小泉氏だったのではないか。

 

彼の言ってることが(簡単だから)わかるし、そう思う、・・・故に「あたしはバカじゃない」と。

 

それより何より・・・
小泉氏およびこの内閣が「絶対に間違っていた!」こと、それは誤った「個人主義」を煽ったことではないかと思う。

 

現に、小泉氏自身があらゆる場面で「人生も、会社もいろいろ」などと過ちを認めるどころか“ケセラセラ”と開き直ってみせた、あの傲慢さ。

 

「なにが悪い、個人の自由だ」「昔のことをいまさら言われてもどうしようもない」「あの時はそう思ったのだから仕方ない」など、あの方の不遜を数えあげればキリがない。

 

たしかに、人それぞれ、その人なりの人生があり、何をしようと自由である。

 

しかしながら、同じ「何でもあり」でも、総理大臣と一般の国民のそれは違う。

 

年金の未納も、イラク大量破壊兵器の存在も、首相の口から出る見解と我々が呑み屋で戯れあいながら口走る言動とはそもそも重み(影響力)が違う。

 

簡単には喩えられないが、もしかしたら、海辺の砂粒と月の大きさぐらい違うのではないか・・。

 

結果として、不幸にも、それらが国民(の多く)に異質なナショナリズムを抱かせ、ポピュリズムを正当化し、・・・・ひいては亀田親子の問題や欽ちゃん球団の不祥事に関しても世論が真っ二つに分かれるといった異様な現象を生んできたことは事実である。

 

それを、バカな(どこかの)マスコミなどは日本人の「バランス感覚」が優れている証左だとふざけた論評を繰り返す。

 

で、黙っておとなしく引退するのかと思いきや、最後までスポットライトをあび続けなければ気がすまないらしく、本日(例によって)靖国神社を参拝した小泉教祖。

 

「戦争はいけない」と言いつつ・・、アナタは国のトップとして何も明確にしていない!

 

自身の個利個略で、単にこの靖国参拝を政治問題化しただけで、なぜ「戦争はいけない」のか「だから我々はどうすべきか」についてはノー・メッセージ。

 

これは、いまや戦争体験のない多くの国民に対する「教育」を怠っているばかりか、逆に大きなツケを残したと言わざるをえないのです。

 

この5年間で多くの誤った「ものの見方・考え方」を刷り込まれた(一部の)国民は、今後その修正・リハビリに多大な時間とエネルギーを費やすことになるでしょう。

 

もしもこのブログを見てくださってる方のなかに、小さなお子さんをお持ちの方があれば、ぜひ次の1冊を読んであげてください。


・・・下嶋哲朗著ヨーンの道、理論社刊


これは、戦争を知らない親が自分でも体験していないことを子どもに「どう伝えれば、わかってもらえるか」がよくわかる本です。


戦争で負傷した夫を献身的に看病し続けた甲斐もなく、5人の子どもを残して死んでいった夫。


主人公(妻)の言葉は、まさに戦争の一番の犠牲者は社会の底辺を支える庶民であることを認識させてくれるものです。


・・・国家のためでなく、この島で家族のために働いていたらこんなことにはならなかったろうに。
 

 

参照> 亀田少年と同じ自己陶酔型  お坊ちゃま、“尊崇”なんて難しい言葉、誰に言わされてるの?

 

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欽ちゃん財団設立?

2006/08/12 18:35

 

 

萩本欽一様、財団法人芸能犯罪者更生野球倶楽部の設立をご提案申し上げます。

 

何を言っても許される、それだけ人望があついアナタが理事長ならきっとうまく行きます。

 

その節は、田代まさし美川憲一もどうか入会させてやってください。

 

・・・・・えっ!?

 

失礼しました。一つ訂正がございます。

 

いま、家人に美川憲一はもうとっくにシャバに出ている」との指摘を受けましたので、訂正し深くお詫び申し上げます。

 

(正しくは、『その節は、田代まさしもどうか入会させてやってください』でした)

 

この程度の失言なら寛容にお許しいただけますよね、美川憲一様。

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ココロ年齢8歳、大器の片鱗?

2006/08/12 08:45

 

 

「自分の将来」がどうなるのか占おうと、盗んだおみくじで「大吉」を引いた無職男。

 

男の年齢は28歳となっているが、精神年齢は無邪気な8歳のまま・・?

 

“神のお告げ”に気をよくしたのか、さらにもう1枚盗んだが、その現場を神社の宮司に目撃される。

 

「大吉」を引いていながら、さらに「もう1枚」とは何ともオメデタイ。

 

もしかして、この男、自分の(いま現在の)不遇を納得したくて「末吉」を引きたかったのかも・・。

 

いまが「大吉」なら、彼の行く先はまったくもって絶望的。

 

そんなバカな!?”とココロの中で嘆き悲しんだのかもしれない。

 

ん~、大器の片鱗をうかがわせるぞ、この男!

 

絵でも描かせてみたらどうだろう。

 


(NewsArt:by Tim Brinton)

 

 

参照> フリーターという固定観念、その裏に‥‥

 

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この記事に伊集院静の世界をみた!

2006/08/11 17:45

 

 

45歳のストリップダンサーが78歳の男性客に8000円で売春。

 

「まな板ショー」の最中に捜査員が踏み込み、創業50年のストリップ小屋「鶴舞劇場」の3代目、29歳の女経営者と祖母(大ママ)76歳が売春防止法違反ならびに公然わいせつの容疑で逮捕された、という。

 

見た瞬間、これはいつのニュースなのかと目を疑った。

 

と同時に、昔懐かしい昭和のエレジーが耳奥でがさついた音を奏ではじめ、目に浮かぶモノクロームな情景がまるで活動写真でも見せられているような気分にさせる。

 

これは(いくらなんでも)昨日今日の事件を伝えるニュースではない、小説の世界だ! と錯覚しそうなほど想像力をかきたてられる内容であり、文章力である。

 

奇しくも、先日およそ10年ぶりに再読した小説『桃の宵橋を彷彿とさせる筋書きである。

 

娼家の手伝いをする60歳の母とその仕事から足を洗わせたい44歳の娘、家族の葛藤を描いたせつない小説で、読後に静かな余韻が残る。

 

この記事はまさにそんな余情あふれる伊集院静の世界だ、と思ったのはワタシだけ?

 

変な言い方だが、久しぶりにみたせつなくて美しい日本の出来事である。

 

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原爆と自爆。米英はテロに勝てない!

2006/08/11 11:50

 

 

ひたすら石油を追い求め、イスラエルをひたすら擁護し続けるかぎり、米英はテロの標的であり続ける!

 

な~んて、
どこかの外交評論家や軍事アナリストみたいな御託を並べたところで、聞いてくれるのは耳の遠い独り暮らしのお婆ちゃんくらいだろうから、超マジメな話はよそうと思う。

 

で、代わりにといってはなんだけど、なぜ米英はさっさと「テロ退治」ができないのか、いつまでもてこずっているのかについて考えてみた。

 

時節柄、あまり声を大にして言いたくはないが、9・11同時多発テロにしろ、特攻隊にしろ、攻める側に自爆する覚悟があれば、敵を「精神的に参らせる」ことに関してはいかなるハイテク兵器も太刀打ちできないのではないか。

 

しかも、本拠となる特定の領域が定まっていないテロリストが相手であれば尚更のこと、ピョンヤンを陥落させて首領さまをヤレば終結するというようなわけにはいかない。

 

原爆も使用できなければ、ミカエリを約束するバーター的な取引もおそらく通用しないだろう。

 

敵の大半を殺せば、兵力が再び補完されるまでには時間がかかるから・・、と安心もしていられない。

 

極端なはなし、1人を殺せば2人の新たな敵を生む

 

その2人の敵は前の1人よりもさらに強い怨念を抱いている可能性が高いので、殺せば殺すほど相手を(精神面で)パワーアップさせているようなものだ

 

そもそもこのテロとの戦いは対米英(先進諸国)であることは確かだが、宗教戦争でもあるわけで、相手の規模を何万何千何百人と単純にカウントできるものではない。

 

殉死を尊いものとするイスラム教徒を前にしては、「命がけで戦う」ことと命を賭して戦うことの差を改めて思い知らされるのである。

 

それこそ、まさに自国のユダヤ票と「命を賭して戦う」気概のある大統領がアメリカ合衆国に誕生しないかぎり、このテロとの戦いが(ひとまず)終結することはないだろう。

 

それまでは殲滅できないことをわかっていながら、これまで同様、我々は「決してテロに屈しない!」とただスローガンを唱え続けるしかないのだ。

 

お~い、堀江くん金で買えないものがあったぞーっ!

 

・・・ヒトのココロだよ、心。

 

たとえ魂を売って生き延びようとするヤツはいても、こちらから「売ってくれ」と頼んで買えるような代物じゃない。

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安倍首相がいい、なの、安倍でもいい?

2006/08/10 12:05

 

 

皆さん、次は「安倍氏だ!」本気でそう思ってますか?


Yes!」の方々にぜひお訊きしたいのですが、


いつ頃から、彼のどんな「考え方」や「行動力」をみてそうお感じになったのでしょう。


いくら他に適当な人材がいないからといって、郵政民営化問題で(途中まで)対立してた古賀さん、アンタはそれでも政治家なのか。


そんな人が靖国神社や日中関係のあり方をとやかく論じても、なんの説得力もない。


国会議員という“おいしい”身分でいつづけられるなら、何でもいい誰でもいい、なのですか?


こっちは、まるで「M.C.エッシャーのだまし絵『相対性』」を見せられているようで、どの面が垂直でどの面が水平なのか混乱してしまいそうです。


引力の方向が異なるにもかかわらず、それぞれ均衡を保ちながら同時に立っていられるなんて、絵画の中だけだと思ってましたが・・。


 


  

 

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真紀子や鳩菅が食らった小泉毒皿の中身

2006/08/10 11:40

 

 

父の無念を晴らすため、何がなんでも自民党を一度メチャクチャにしなければならないと手を貸し、その重い扉をこじ開けたキーマンが田中真紀子なら、その側でいつもバカみたいに殴られ役を買って出たのが鳩山由紀夫直人ではなかったか。

 

でも、いったい小泉純一郎が彼らをあそこまで執拗に踊らせ続けたのだろう。

 

8月15日の靖国神社参拝を匂わせた昨日の小泉氏の発言に対し、

 

▼「首相は国民の利益より個人の意固地なところを貫こうとしている。『個利個略』が過ぎるのではないか」と、菅氏が批判。

 

▼「『公約を守らなくても大したことはない』と言っていた首相がそう言っても、全然重みを感じない」と、鳩山氏も批判。

 

おそらく、この5年間の勝負は試合開始直後に食らったあの1ラウンド目のダウンが致命傷になっていると思われる。

 

何がなんでも一度総理大臣になりたかっただけの小泉の思惑を、少なくともあの3人は「日本の政治を変革する人」ととんでもない誤認・誤解をした可能性が高い。

 

▼当時、「首相の改革の精神には(野党であれ)協力を惜しまない」とまで言わされてしまった鳩菅。

 

彼らが第1ラウンドに喫したこのダウン(に相当する援護射撃的な発言)で、小泉はある「妙案」を思いついたのかもしれない。

 

それは、あくまで興行としてのふざけたケンカの構図をつくることである。

 

つまり、与党野党右翼思想左翼思想などといった明確な考え方(イデオロギー)の相違で対決するのではなく、同じ器の中に盛られた同じカテゴリーの何かでただ微妙な差異だけを強調するというテだ。

 

鳩菅がりんごがカラダにいいと言えば、すかさず小泉は「いや、バナナだと言い返す。

 

それを聞いた国民は「本当にカラダにいいのはどっち?」ではなく、どうせ五十歩百歩なのだから、あとは好き嫌いでどちらかを支持することになる。

 

問題は、鳩菅がそこで「りんご」の栄養価をもちだして論理的にその優位性を訴えかけようとしたのに対し、小泉は「バナナ」の手軽さや甘さだけを訴える。

 

当然ながら、両者の議論は噛み合わず、いつまでも平行線をたどることに・・。

 

その間も、小泉は国民のウケを狙ってさまざまな例えを繰り出しながら「なぜ、自分はバナナが好きなのか」だけを唱え続けた。

 

・・・子供の頃はバナナを食わせてもらえるから病気になるのも悪くないと思った、だとか、ウインブルドンのあの短い休憩のあいだにも手軽に食べられるバナナはテニスプレーヤーをはじめとするアスリートの味方、だとか、たまには滑って転んでしまうこともあるけどそれもまたバナナの楽しみの一つ、だとか。

 

対する鳩菅は、それでは「答えになってない!」「話のすり替えだ! はぐらかすな!」と猛抗議を繰り返す。

 

ところが、よーく考えてみると、国民にとっていま両者が議論しているテーマは単なる「りんご対バナナ」の優劣比較であり、どっちでもいい話だと気付いた瞬間、鳩菅の態度やイメージはとても頑なで陰気に映ってしまうのである。

 

このように、真紀子や鳩菅が(不覚にも)食らわされたもの、小泉氏が差し出した毒皿に盛られていたものはどんな御馳走でもなく、ただのりんごとバナナだったのではないかと(アンチ小泉のバナナ好きは)推論するのだが・・。

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